感覚を鍛えるトレーニングとは?コーディネーショントレーニングについて徹底解説!

人の体には感覚が備わっています。
視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚ですね。
霊感のようなものを合わせて6感と言ったりもします。
これらは感覚神経を通って脳に情報として伝えられます。

一方身体を動かすためには脳からの指令を筋肉に伝える必要があります。
その役割を担っているのが運動神経です。

スポーツにおいて感覚神経と運動神経はとても大きなかかわりがあります。
目で見た情報を正しく処理して運動に活かす。例えばボールを捕る動きなどですね。
ラケットなどを上手く使いボールを打つ動きなども触覚と運動神経が関わっていたりします。

感覚に優れていればスポーツでも優れた成績を残せるということで、
特にジュニア時期のトレーニングとして積極的に取り入れられています。

今回はそんな感覚を鍛えるトレーニングを解説していきたいと思います。

目次
①運動と身体感覚
 1.武井壮さんの運動理論
 2.イメージと現実のギャップ
②感覚はどうやって身につくのか
 1.いつもと違う筋肉を使ってみる
 2.失敗を繰り返す
 3.コーディネーションとは
③コーディネーショントレーニングを取り入れよう
 1.少年期のコーディネーション
  ・具体的なトレーニング
 2.いろんな遊びを経験させる
 3.大人のコーディネーショントレーニング
  ・具体的なトレーニング
 4.スポーツ別に目的の能力を特化させる
 5.身体を上手く使えればトレーニング効果も上がる

①運動と身体感覚

以前ほかの記事でも話しましたが、感覚は運動に不可欠です。
感覚は英語で「センス」といいますので、納得ですよね。

感覚が優れている人ほど運動能力も高いといえます。
もちろん体格や筋力も必要ですが、それと同じくらい必要な要素です。

1.武井壮さんの運動理論

これは僕がとても好きで超納得した理論です。

「頭でイメージした通りに体が動けばスポーツはうまくいく」

というものです。(ちょっと言い回しが違うかもしれませんが・・)

武井壮さんは子供のころに野球選手の真似をしてピッチングした動画を見て、
思っていたのと全く違う動きをしてる自分を見て愕然としたそうです。

そこから自分が思った通りに動く練習を繰り返したと言います。

武井壮さんといえば陸上十種競技のチャンピオンです。
なんと2年半でなったというから驚きです。
これは体への圧倒的な理解とそれを実現できる能力のなせる業ですね。

その基礎は思い通りに動かすということです。

2.イメージと現実のギャップ

運動を上手くおこなうためにはイメージが大切といいます。
しかしそのイメージ通りに動いてくれる体がないと運動は上手くいきません。

「頭ではわかっているのに体が動かない」

という経験はないでしょうか?

これ、少し表現としては間違っていて、

「イメージはあるけどその通り動く方法がわからない」

さらには、

「頭で思った通りに体が動いていなくて上手くいかない」

ということになります。

このギャップを埋めるためには反復練習も大切ですが、
まず体が思い通りに動く訓練も必要だと思いませんか?

②感覚はどうやって身につくのか

前置きが長くなりましたが具体的な訓練の話をしていきましょう。

「感覚は刺激がないと発達しない」

これは僕が大学で陸上競技をしていた時に先輩に教えられたことです。

例えばですが、耳をぴくぴく動かそうとします。
最初からできる人もいますが、できない人もいます。
できない人ができるようにするには、どうしたらいいでしょう?

正解は、「動かそうと頑張り続ける」です。

耳を動かせる人はその信号を送る神経が発達しています。
その神経を発達させるためには脳から信号を送り続けることが必要です。
信号を送り続けることで徐々に神経が発達して動かせるようになるそうです。

つまり神経というのは刺激を与えていく必要があります。

1.いつもと違う筋肉を使ってみる

神経に刺激を与えることは日常の中でも可能です。

よく野球で右打ちの人が左打ちの練習をするために、
左手で箸を持ってご飯を食べたりしますよね?あんな感じです。

全身の感覚を鍛えたければもっと細かくいろんな部位を使ってみてください。
より多くの刺激を与えればそれだけ身体を意識して動かせるようになります。

2.失敗を繰り返す

身体を動かす感覚が身についてきたら合わせて行いたい訓練があります。

それは体をイメージ通り動かすための感覚を身につけることです。

なんでもいいので鏡の前で目をつぶったままイメージしたポーズをしてみます。
目を開けたらイメージ通りのポーズをしているでしょうか?
もし手が下がっていたり体が傾いていたらそれが脳とのズレです。

このズレが少なければ少ないほど運動の精度は上がっていきます。
スポーツの場面ではビデオで自分の動きをチェックしてもいいでしょう。

イメージ通りの動きをするためにはどのような感覚で行えばいいのか。
これも繰り返して刺激を与えていく作業です。

感覚を鍛える訓練を上達させるのは根気が必要です。

数多くの経験をし、失敗をして少しずつ身につけていくしかありません。
しかしこの身体感覚はすべての運動の基礎になります。

知識を身につけ、それを実現する身体操作を身につけていれば、
競技スポーツでは他と差をつける大きな力になります。

3.コーディネーションとは

感覚を磨くためにひとつの方法を紹介します。

日本語では「運動協調性」といいます。

運動はいろんな筋肉の連動によって行われます。
その筋肉が上手く連携することで滑らかな動きになります。
身体をコントロールする力という表現だとしっくりくるでしょうか?

この力を高めることが運動能力の向上に役立つと注目されています。

③コーディネーショントレーニングを取り入れよう

コーディネーショントレーニングは主に7つの能力を目的に行います。

「リズム」「バランス」「変換」「反応」「連結」「定位」「識別」

いくつか分かりにくい言葉がありますね。

「変換」は相手の動きなど状況に合わせて動く能力です。
「定位」は物の位置を正確にとらえる能力です。
「識別」は力加減をする能力です。

このほかは言葉の通りの能力を鍛えていきます。

1.少年期のコーディネーション

少年期は神経系が一気に発達します。
この時期に感覚を鍛えられるかでその後の運動能力が大きく変わるといわれています。

一般的には神経の80%は5歳くらいまでに発達するといわれています。
この時期が感覚を鍛えるゴールデンエイジといえそうですね。

◇具体的なトレーニング

トレーニングといっても遊びの要素を取り入れたものです。

例えば、後出しジャンケンなどがそうです。
これは反応や変換能力を鍛えるトレーニングですね。
ドッヂボールも定位や識別などを鍛えたりします。

実は子供が普段やっている遊びの中に要素が含まれています。
その他、平均台の上を歩いたり、けんけんぱの遊びなどもそうです。

2.いろんな遊びを経験させる

先ほど紹介した中に昔やっていた遊びも沢山あったと思います。
知らず知らずのうちに能力が鍛えられていたんですね。

特に子供の頃は遊びの中にトレーニング要素を含めることが重要です。
と言うと難しく聞こえますが大丈夫です。
そもそも外で遊ぶこと自体がトレーニングみたいな物です。

そして学校や公園にはいろんな遊具があります。
遊具とボールなどを使って毎日遊んでいれば、
知らず知らずのうちにコーディネーション能力は鍛えられていきます。

3.大人のコーディネーショントレーニング

成人期のトレーニングはより狙った能力を研ぎ澄ましていくことになります。

具体的にはラダートレーニングなどがそれに当たります。
ラダーははしごのような枠の中で決まった動きを繰り返します。

「定位」や「リズム」、そして「連結」などを鍛えることが目的です。
また体を素早く動かすための神経を鍛える意味もありますね。

このほかバスケでよくやるハーキーステップも「変換」などを鍛えられます。

◇具体的なトレーニング

ここではいくつかコーディネーショントレーニングを紹介します。
いろんな能力を鍛えられるものがあるのでうまく活用してみてください。

ラダートレーニング・・・「定位」「リズム」「連結」
ハーキーステップ・・・「変換」「連結」「反応」
目隠し片足立ち・・・「バランス」「識別」
お手玉・・・「定位」「リズム」「連結」
スラックライン・・・「バランス」「変換」

スラックラインは遊びの要素も強いですがスポーツとしても楽しめます。
公園などでやる機会があったら挑戦してみても面白いですよ。

4.スポーツ別に目的の能力を特化させる

それぞれの種目に応じて必要な能力は変わってきます。

もちろん基本的な能力はすべてあった方がいいです。
その上で対人スポーツなら「変換」を鍛えたり、
体操競技ならより卓越した「バランス能力」が必要かもしれませんね。

このようによい成績を収めるために能力を特化させていきます。

5.身体を上手く使えればトレーニング効果も上がる

身体が上手く使えるようになるとトレーニングで狙った筋肉をより効果的に鍛えられます。

筋トレなどでもフォームが重要です。
イメージ通りのフォームで行えれば効果が出るのは必然ですね。

今後のトレーニングを有意義にしていくためにも、
身体を操る能力を合わせて鍛えていきたいものです。
そのためにもコーディネーション能力にも注目をしてみてください。

では今回はこのへんで!
ありがとうございました!

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